80歳になられたとき ご自身の歯は、何本あるでしょう

みなさまは、ご自身の歯が何本あるかご存知でしょうか。

 

下記のグラフは、平成23年度1人平均の歯の本数を調べた結果です。

 

成人の歯の平均本数は、前歯12本、小臼歯8本、大臼歯8本

すべての歯が揃うと28本(親知らずを除く)あります。

しかしながら、調査の結果、歯周病やむし歯などで

40歳代から少しずつ失われはじめて

50歳代で約25本

60歳代で約22本

70歳代では10本もの歯を失って約17本

80歳代では半数以上の歯を失い、11本しか残っていないという結果です。

 

厚生労働省が提唱している『8020運動』は、『80歳で健康な歯を20本残しましょう』というものですが、現実的には80歳で8020を達成できている方は、3人に1人しかいないという現状です。

 

左の写真とレントゲンは当院に30年歯科検診で通っていただいている86歳の女性の患者さんの写真です。ご自身の歯が、28本すべて揃っていて、いつも大変きれいにブラッシングしていらっしゃいます。

『自分の健康のためだから、歯磨き指導で教わったように、きれいにしているのは当然です』  とおっしゃっているのがとても印象的な方です。

なぜ、この患者さんは80歳代でも歯を一本も失うことなく、ご自身の歯を守り抜くことが出来たのでしょう。

 

もちろん、生まれつき健康で丈夫な歯をしていらっしゃることもあると思います。しかし、日頃からいつも丁寧にブラッシングを行い、甘いものの摂取にもご注意をされ、歯周病やむし歯に対する予防をしっかりと続けたことで、歯を治療することなくお過ごしいただいたからに他なりません。

半年に一回の定期検診も30年間欠かさずに続けてお通いいただいてきた成果であると思います。

 

先に述べた「80歳で20本」をたとえ達成したとしても、残りの歯が20本ということは、8本もの歯を失ってしまうことになります。

そのような状態では、何でも噛むことができて、美味しく快適な食生活を送ることができるとは言いがたいでしょう。

 

当院の目標としては、

「80歳で28本すべての歯を残すこと」

もしくは「いま現在ある歯をこれ以上に失わないようにすること」

そのためにできるかぎりの努力をして、予防に努めることです。

 

健康を維持、管理するためには、いつも目標を少し高めに設定しておく必要があると考えます。

毎日のブラッシシングと定期検診を欠かさず、歯の守りをがっちりと固めていきましょう。